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医薬品
化学・材料系

ゲームを通じてエンジニア同士がつながる。
「eスポーツ部」の活動が日々の
モチベーションに。

2023年入社
深沢 芳樹YOSHIKI FUKAZAWA

大学で生命化学を学び、現在は医療用機器メーカーで、化学系の知識を活かして生産技術エンジニアとして活躍する深沢さん。2024年9月からは、当社内で立ち上がった「eスポーツ部」にも所属。ゲームを通じてたくさんのエンジニアと接点をもつことができたという深沢さんに、現在の仕事や、eスポーツ部の活動について伺いました。

住み慣れた関東エリアで、化学知識が活かせるエンジニアになりたかった。

子どもの頃から化学が好きでした。特に人の健康を支える医療系の領域に興味があったので、大学では生命化学を専攻していました。中でも専門的に学んでいたのは、医薬品の開発につながる遺伝子工学です。卒業論文でも、抗がん剤の開発に関連する技術を研究しました。

就職活動では製薬業界やIT業界も視野に入れていましたが、大学で学んできたことを活かしたいと考え、化学系のエンジニア職を目指すことに決めました。会社選びで重視していたのは、自分が生まれ育った関東圏で働けるかどうか。社会人になりたてのタイミングで住み慣れた地域を離れ、家族や知人のいない環境で新生活を始めることには不安があったんです。

その点当社は、働くエリアを「関東」に限定して応募できるので安心でした。同時に「新しいことに挑戦してみたい」という思いもあったので、エンジニアという職種を軸に、さまざまな業種で経験ができることにも魅力を感じましたね。

心掛けてきたのは、相手の「立場」を意識したコミュニケーション。

現在の配属先は医療用機器メーカー。医薬品の生産設備で生産技術エンジニアとして勤務しています。私が担当しているのは「生化学検査」で使われる医薬品を処方し、塗布する工程です。生化学検査とは、血液や尿などの成分を分析する検査で、身体の異常を調べたり、病気を診断したりするときに行われます。医薬品は複数の試薬や水を混ぜて作られるのですが、私の仕事は、その配合量が正常かどうかを調べたり、製品ごとの品質の差を少なくするための施策を考えたりすることです。試薬を混ぜても問題ないか調べるため、時には実験を繰り返すこともあります。

今扱っている製品には、まだまだ改良の余地があると感じています。答えは用意されていないからこそ、不良品の原因を突き止められたときや、実験をして改善できそうだとわかったときには、何物にも代えがたい面白さを感じますね。

配属から2年が経ちましたが、特に成長を実感できているのは、コミュニケーションスキルです。私が関わる部署は設計部、製造部などありますが、高品質な製品を作りたい気持ちはどの部署も共通しています。ただし、予算や納期は決められていて、その中で品質を高めることが求められます。だからこそ、設計と製造をつなぐ生産技術エンジニアとして、同じ内容でも相手に合わせて説明の仕方を変えたり、タイミングを見て声をかけたりするなど、コミュニケーションを工夫してきました。

ゲームを通じてエンジニア同士がつながれることこそ
「eスポーツ部」の魅力。

仕事においては、人との関わり方がとても大切だと考えていますが、就業先だけではなく、ビーネックステクノロジーズのエンジニアともっと話してみたい、という気持ちもありました。そんな時、社内で「eスポーツ部」が立ち上がることを知りました。子どもの頃からゲームは趣味でやっていたこともあり、入部を即決し、2024年9月の設立と同時に参加しました。

25年3月現在は約60人の部員がいて、シューティングゲームを中心に、さまざまなオンラインゲームを楽しんでいます。活動は業務が終わった後の夜に行われていますが、参加は自由で、私の場合は週1、2回ほどのペースで参加しています。

今参加しているシューティングゲームでは、5人1チームになって戦います。「当社のエンジニア」という同じ立場の人が集まり、話し合いながら戦略を立て、協力して戦うことは、業務ではできない貴重な体験です。また、スキルアップの方法や仕事のより良い進め方などについて、当社のエンジニアと気軽に雑談や相談ができる場としても、eスポーツ部という場が役立っていますね。

社内だけでなく、社外の人とも接点を持てるのもeスポーツ部の魅力です。当社ではプロeスポーツチーム「FENNEL(フェンネル)」とスポンサー契約を結んでいて、さまざまなコラボレーションも行っています。中でも、プロの選手にテクニックを教わるコーチング企画では、ゲームの知識や技術はもちろん、教え方や説明の組み立て方も非常に勉強になりました。

これまでの活動で思い出深いのは、オフラインゲームイベントに参加したこと。いつもオンラインで会っている当社のエンジニアに、直接会えたことの喜びは大きかったですね。

eスポーツ部という場を通して、たくさんのエンジニアと接点をもてていることは、結果的に日々のモチベーションへつながっていると感じています。今後は社内大会があれば参加してみたいですし、活動の中でまた新たな出会いが生まれるのも楽しみです。

就職活動に取り組んでいる後輩の皆さんへ

「専門的な知識がない」ということは、あまり気にしなくても大丈夫。大切なのは、エンジニアという仕事に興味があるかどうかです。興味さえあれば、自分から勉強していこうと前向きになれますし、一緒に働く人たちも快く教えてくれるはず。eスポーツ部でも、定期的に新入部員を募集しています。「ゲームは初心者だけど、エンジニアとコミュニケーションをとってみたい」という方も歓迎しますよ。

キャリアパスを見る

1社でスキルを高める
新卒入社1年目
大手医療機器メーカーで、医薬品の処方・塗布工程の生産技術サポート業務から学ぶ。
製品がどう作られ、誰に届くかの製品の知識や理解を深め、機械技術の知識も習得。
2年目
同じ医療機器メーカーで、生産技術業務を担当。
医薬品の処方・塗布工程の試験における評価方法検討、試験・評価実施、品質管理、歩留まり改善まで任される。
取材日2025.3.14

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