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研究・設計開発

新卒には狭き門だった
「研究職」という夢。
諦めなかったからこそ、
道が開けてきた。

2015年入社
髙橋 咲帆SAHO TAKAHASHI

「研究職に就きたい」という学生時代からの夢を、ビーネックステクノロジーズに新卒で入社して叶えた髙橋さん。生命化学を専門とし、業務を通して研究領域を広げ続けている彼女に、研究職ならではのやりがいや仕事に対する姿勢について話を聞きました。

研究職の夢を諦めなかったからこそ、今やりたいことができている。

 ビーネックステクノロジーズに入社し約8年。就業先の大手自動車メーカーで、化学系の研究職に就いています。 

もともと「人の助けになる仕事をしたい」という思いがあったのですが、ある時「化学には暮らしをより良くする力がある」ということに気付きました。例えばタンパク質や、それをつくり出すDNAやRNA(リボ核酸)の研究が進むことで、病気に効く物質を取り出しやすくなり、多くの人の健康に貢献できるんです。 

そこで、大学では生命化学科を選び、将来も研究職を目指していました。けれども、この研究職は募集も少なく、とても狭き門。周りの友人たちのように別分野の職種も受けてみましたが、やっぱり「研究職に就きたい」という思いを諦めきれずにいたんです。 

そんな時、友人が「ここなら話を聞いてくれるよ」と勧めてくれたのが、ビーネックステクノローズでした。採用担当者の方には、進路に悩んでいることを素直に相談し、最終的に紹介してもらったのが現在の自動車メーカーです。バイオ燃料に関する基礎研究という、まさしく自分のやりたかった「研究職」に就くことができました。 

新しい発見から仕事が広がっていくのは、研究職だからこその喜び。

就業先の自動車メーカーでは、さまざまな分野の研究を行っています。そのため5年目からは、研究対象が「人の体と微生物の関係性」へと広がっていきました。現在取り組んでいるのは、微生物集団のDNA解析です。例えば、森や室内といった環境ごとに、空気中に含まれる微生物の種類や数は異なっています。それぞれに含まれる微生物が人体にどんな影響を与えているのかを解き明かすのが、私の仕事ですね。 

研究職ならではのやりがいは、やっぱり新しい発見をした瞬間にあります。例えば、収集したデータから「微生物がなぜ増えたのか/減ったのか」といった要因や傾向を見出すことは簡単ではありません。天候がもたらす温度や湿度、植物の有無などさまざまな条件を検討しながら、微生物への影響について、より詳しく調査しています。 

また、最近は新しい業務も始まりました。空気中に含まれている化学物質を調べる装置を使って、植物が発生させる化学物質の種類や人体への影響を探るというものです。私が中心となって進めていく業務なので、こちらも責任を持って成果につなげていきたいです。 

常にスキルを磨き、「成果+α」の提案をしていきたい。

入社1〜2年目の頃は、研究前の下準備からレポートの書き方まで、基本的なスキルを習得することに精一杯でした。当時、私の教育を担当してくれた先輩からは、基礎知識や技術などたくさんのことを教わりましたが、特に心に残っているのが「専門職としてお仕事させていただく以上、しっかり成果を出していくのが大事」といった仕事に対する姿勢です。 

そのため、自分が主担当として業務を進められるようになった3年目頃からは、「今ある仕事をもらえるのは当たり前じゃない。“成果+α”で何か貢献できないか」といった思いが生まれてきました。 

例えば「これを調べてください」というシンプルな依頼がきても、頼まれた調査内容を出すだけで終わるのではなく、別のデータと照合して、現場でしか気付けないような自分なりの考察を提案するように心がけています。その結果、依頼元の方から「この考察も合わせて検討してみようと思います」といったコメントが返ってくると、嬉しさとともに手応えを実感できますね。 

研究職としての知識やスキルの習得はもちろんのこと、考察力や提案力も磨いて、もっと成長し続けていきたい。この先も、良い意味での緊張感を持って、お客様が求めることに応え続けていけたらと思います。 

就職活動に取り組んでいる後輩の皆さんへ

私が研究職の道に進めたのは、ビーネックステクノロジーズの採用担当者の方が「学んできたことを活かしたい」「研究職に就きたい」という私の気持ちに寄り添って、キャリアプランを一緒に考えてくれたからだと思います。他の分野でも、「この会社ならやりたいことが実現できそう」と思える出会いによって開けてくる道もあるはず。諦めずに、一歩踏み出してみてください。 

取材日2021.11.26

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