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エンジニア2025.05.07

化学系エンジニアの仕事内容とは?将来性や1日のスケジュールをご紹介!

大学の中でも、化学系専攻の方が「大学で学んだ知識を活かしたい」「研究職や分析に挑戦したい」と思い描いても、なかなか希望する業務にめぐり合えない場合があります。しかし大手メーカー全国1,090社もの取引実績があるビーネックステクノロジーズであれば、すでに先輩エンジニアがさまざまなメーカーの新製品開発に携わっており、その一部である材料開発や新素材の分析・評価など化学系専攻の方が活躍できるチャンスが豊富にあります。

今回は、化学系エンジニアの仕事内容や将来性、先輩エンジニアの1日のスケジュールなどをわかりやすくお伝えしていきます。ぜひ、参考にしてみてください。

化学系エンジニアの仕事内容とは

大手自動車メーカーや航空機、半導体、家電、医療用機器、プラント、研究所などの新エネルギーや化学素材・材料に関わる業務です。具体的には、化学素材・材料(EV、バイオ、樹脂、ゴム、塗料、ガラス)、医薬品などの合成や試作、分析・評価、実験・評価、生産技術・製造技術業務になります。

化学系エンジニアの具体的なプロジェクト内容

化学系エンジニアは、多様なプロジェクトに携わります。化学系エンジニアにしかできない業務を通じて、先端技術に挑戦し、社会に貢献するやりがいのある仕事です。
ここでは、より具体的なプロジェクト内容をご紹介します。

<例1>
医薬品の分析・評価
医薬品の溶出試験や検討試験、ドキュメント作成などを担当。人の命を守るためのやりがいある仕事です

<例2>
リチウムイオン電池用材料の合成・評価
リチウムイオン電池用の正極材料(粉末)の混合、焼成、粉砕から、品質評価を担当。先端プロジェクトに挑戦できます。

<例3>
化学素材生産設備の製造技術
樹脂・金属・触媒など各種素材を生産する設備の製造技術を担当。材料投入、設備監視、メンテナンスなどを行います。モノづくりをイチから学ぶことができます。

 <そのほかにも多種多様なプロジェクトがあります>
・自動車用塗料の研究開発(分析・試作)
・自動車バッテリーの材料分析(鉛、硫酸、ニッケル、コバルト)
・航空機エンジンの材料評価
・新素材(金属)の試験・評価
・印刷インキの研究開発・調査
・プラスチック製品へのめっき開発(薬液調整、分析)
・製薬会社での薬理研究(非臨床および臨床の薬理試験)
・眼鏡レンズの染色・評価
・医薬品の分析・評価
・高機能素材(ペーパー素材)の化学分析
・フッ素フィルターの開発(液体や気体の異物を除去用)
・ガスタービンに関する金属製品の化学分析
・工場内外の環境分析・水質分析(サンプリング、分析)
・土壌に含まれる化学物資の分析

製造業における化学系エンジニアの需要

日本の化学産業は、事業所数(約2万)、従業員数(約95万人)、製品出荷額(約46兆円)、付加価値額(約18兆円)でみても製造業全体の1割強を占め、経済や雇用を語る上でも欠くことのできない産業となっています。※1

リチウムイオン電池市場

リチウムイオン電池は、スマートフォンやパソコン、スマートウォッチ、ゲーム機などの小型電子機器に加え、電気自動車や携帯電話基地局など多岐にわたる分野で使用されています。近年、さまざまな用途での需要が増加しているリチウムイオン電池市場は、2030年には2,211億6,000万米ドル※2に達すると予測され、電池材料の開発や製造に関与する化学系エンジニアの需要が高まります。

医薬品市場

日本の医薬品市場は、IQVIAジャパンが発表した2024年(1~12月期)の医薬品市場統計によると、国内医療用医薬品の売上高は11兆5037億1300万円(前年比2.0%増、薬価ベース)。※3医薬品市場においても新薬の開発や品質管理など化学系エンジニアの役割は重要です。

環境関連の需要

持続可能な社会を目指した環境問題への対応として、再生可能エネルギーやリサイクル技術の開発が進んでいます。これにより、環境関連のプロジェクトに従事する化学系エンジニアの需要は増加しています。例えば、2020年の国内の環境産業の市場規模推計は、118兆8824億円。2050年にかけて上昇傾向を続け、約135.9兆円まで成長すると推計されています。※4

化学系エンジニアは、製造業において重要な役割を果たしており、特にリチウムイオン電池や医薬品、環境技術の分野での需要が高まっています。市場規模の成長や人材不足の現状から、将来的にも化学系エンジニアの需要は増加し続けると考えられます。これらの数字は、化学系エンジニアとしてのキャリアに対する期待感を高める要因となるでしょう。

参考

※1 経済産業省 化学産業の現状と課題

※2 リチウムイオン電池市場市場規模分析予測2025-2030年 【市場調査レポート】

※3 IQVIA 2024年医薬品市場統計-売上データ

※4 環境産業の市場規模・雇用規模等に関する報告書の公表について | 報道発表資料 | 環境省

化学系エンジニアの1日のスケジュール

ここからは、より具体的にどういった仕事をしているのか医薬品の分析・評価を担当する先輩エンジニアの1日を見ていきましょう。

入社3年目Kさんの事例

時間 仕事内容
9:00 出社して始業。メールをチェックし今日のタスクを確認
9:30 医薬品の原料分析を行うに際し、サンプルを調整
10:00 分析機器や試薬を準備し、分析方法に従って分析を実施、データ収集を行う
12:00 昼食 1人暮らしなのでお弁当を持参!同期とゲーム話で盛り上がる
13:00 午前中の続きで、担当する原料の分析を行う
得られた結果を評価。分析結果を記録し、レポートを作成する。
16:30 グループ内で進捗報告の打ち合わせ。問題点や進捗状況を共有し、次のステップを確認
17:00 次の日の業務確認や準備を早めに行う。
18:00 業務終了。残業は少なく、同期と食事行くことも!時間はたっぷりあります。

 

まとめ

化学系エンジニアは、医薬品や新素材の開発を通じて社会に貢献するやりがいのある職業です。リチウムイオン電池や環境技術の需要が高まり、将来性も抜群。具体的なプロジェクトに携わりながら、先端技術に挑戦できるチャンスが豊富です。活躍の場が広がる化学系エンジニアに挑戦したい方は、ぜひビーネックステクノロジーズでエントリーくださいね。


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