未経験からシステムエンジニアへ。
先輩のように頼られる存在を目指して。

入社の決め手は、プロジェクトの豊富さ。

大学では情報系を専攻し、特に力を入れて学んだのは3DCGモデリング。ゲームやクルマに興味があり、キャラクターや車体を作ってみたくて研究に没頭していて、大学卒業後は3DCGモデラ―になりたかったんです。でも、いざ就職活動を始めて、美術大学出身の人たちの作品を見たら「到底かなわないな」と痛感して。そこで、3DCGモデラ―に近いことができそうなCADオペレーターに興味をもったことが、エンジニアの始まりです。

数多くの企業がある中でビーネックステクノロジーズに決めた理由は、全国に幅広い就業先があること。東証プライム上場企業グループの一員であることも安心の1つでしたね。入社後、プロジェクトの提案をもらう中で、CADオペレーター以外にもさまざまな仕事に挑戦できるチャンスがあると知り、結果、学生時代に学んだことが活かせるシステムエンジニアの仕事にチャレンジしようと決意しました。

原動力は「先輩のように頼られる存在になりたい」から。

入社して約5年半、大手システム開発会社1社でシステムエンジニアとして、お客さま企業のECサイト※開発を手掛けています。具体的にはお客さま先の自社のWEBサイト上に持っているECサイトを、指定のプラットフォームに移行し、さまざまな機能を追加したり、UIを変更したりするカスタマイズの対応の要件定義からリリースまでになります。
※ECサイト：ネット通販など商用のサイトのこと

今でこそ上流工程を担当していますが、新卒で入社したばかりの時は、コーディングスキルも仕事レベルではまったくなく3カ月先輩に付きっきりで教えてもらいました。今の私があるのも職場の先輩のおかげでしかない。新卒で入ったばかりに私に自分の時間を割いてくれて本当にありがたい気持ちでいっぱいです。

入社して1年目に基礎的なことが理解できてからは、実装したい機能のソースコードを読んでコーディングし、先輩にチェックしてもらうという流れを繰り返し、2年目からは、テスト工程を担うように。さらに、コーディング規約に則って成果物の品質を検証する「レビュー」、さらには開発が終わったソフトウェアを本番環境に反映する「リリース」もできるようになりたいと、自ら手を挙げてやらせてもらいました。入社4年目には、要件定義を含めリーダーレベルの業務ができるようになり、「困ったときは篠原さんに聞こう」と言ってもらえる場面も増えました。

何より「先輩と同じぐらいの仕事量をこなせるようになろう」「先輩を助けられる存在に成長したい」という思いが、今に至るまでのエンジニアとしての原動力だと思います。

お客さまの目線を大切に＋αの提案を。

現在担当している要件定義は、お客さまの意図をしっかりくみ取れないと適切に進めていくことができません。単にヒアリングするだけではなく、どんな条件があるのか、要件が満たせない場合はどのように対処するのかなど、システムの全体像や先を見据えた上で提案することが求められます。
※UI（User Interface）：ユーザがシステムやWEBサイトと対話するための手段のこと。WEBサイトにおいては、ボタンやカートのデザイン、構成などを指す。

特に心掛けているのは、お客さまの要望を確実にカタチにすることはもちろん、お客さまにとって低コストで実現できる選択肢を提案すること。例えば開発中「当初の要件にはなかった機能を追加したい」と相談を受けたときも、できるだけお客さまに寄り添い、予算内で実現できる落としどころを探るようにしています。決して簡単なことばかりではありませんが、「お客さまが真に求めているものは何か」「お客さまにとっての最終的なゴールは何なのか」を強く意識し、常にお客さまの目線をもち続ける中で、システムエンジニアとしてのスキルをより磨くことができたのではと感じています。

入社6年目、いつかの先輩のように私も後輩育成を任せていただけるようになってきました。私自身もさらにスキルアップしつつ、「篠原さんから教わって良かった」と思ってもらえるようなエンジニアになりたいですね。