入社のきっかけは、会社説明会で聞いた「理想の働き方を叶える“エンジニアプラットフォーム”」という言葉でした。大学では、電子情報工学部で通信システムや信号処理を学んでいましたが、それを仕事としてどう生かせるのか、どんなエンジニアになりたいのかは定められずにいました。
ビーネックステクノロジーズは、エンジニアとしていろんなチャレンジができる。やりたいことが分からない自分には合っていると思いました。仕事をしながら自分の適性が分かることもあるんじゃないかと、選択肢の多い環境に身を置こうと考えました。
現在は大手電気機器メーカーで、AI技術を使った画像処理ソフトを開発しています。入社前に担当営業(コーディネーター)から、「最新の開発領域の仕事があるよ」と提案され、面白そうだなと挑戦してみることに。
所属している技術開発部には、メーカーの社員から他の派遣社員などさまざまなバックグラウンドのエンジニアが15名います。画像処理は大学時代に少しだけ学びましたが、AI技術についてはゼロベース。
当初不安はありましたが、派遣社員の受け入れに慣れている大手メーカーだったこともあり、みんなとても親切に教えてくれます。毎日、分からない単語にぶつかるとまずは自力で15分かけてリサーチ。それでも分からなければ質問しに行く、という自分のルールを作って、少しずつ知識を増やしています。
開発のベースとなるのは、デジタルカメラ、スマートフォンで人の顔に自動フォーカスされる技術。メーカーに10年以上の技術の蓄積があります。ここにAI技術を搭載し、人認証の精度を上げるのが、チームで取り組んでいる試みです。
例えば、カメラの映像から人の関節部分を正確に捉える技術。関節点をミスなく出すことができれば、監視カメラとしての機能が拡張します。時々、人でないものを人と誤認するミスを起こすなど、まだまだ成長段階。どうしたらAIが正しく理解するのか試行錯誤し、こちらが思うように動いてくれたときが一番うれしいですね。
さらに今は、「課題を与えて、答え合わせをする」学習の過程そのものを自動化するプロジェクトも動き出しています。商品開発部門と連携しながら、新たな技術を使った商品化を考えることも。
「カメラに映った人の情報をスマホに転送したい」「人の体の特徴から、顔まで認証できる個体認証技術が必要」などのニーズから、それを実現する技術開発を進めていく。AI自体の進化を見られるのはとても面白いです。
業務を通じて知識を増やしながら、ビーネックステクノロジーズのスキルアップ制度も活用しています。今、Eラーニングで取り組んでいるのは「ビット制御技術」の勉強。エンジニアからの要望を受けてテキスト内容をバージョンアップしているようで、とても分かりやすいです。「エンジニアが必要とする教育サポート」へ、会社がしっかり投資しているところがありがたいです。
毎日の仕事で意識しているのは、自分で書けるコードを増やしていくこと。コードをこう変えたらどう動くのだろう、どう反映されるのだろうという変化をしっかり見て、バリエーションを増やしていきたいと思っています。
AI技術は今後あらゆる業界で必要とされます。もっと知識と経験を増やし、どんな業界でも必要とされるエンジニアになりたい。そのために、目の前の技術開発にますます没頭していきたいですね。